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膣ヒアルロン酸と膣ハイフを徹底比較
膣のゆるみや乾燥感に悩む女性にとって、「膣ハイフ」と「膣ヒアルロン酸注入」は代表的な治療法として注目されています。どちらも改善効果が期待できますが、仕組みや持続期間、即効性などに違いがあります。本記事では、それぞれの特徴をわかりやすく比較し、自分に合った治療法を選ぶためのポイントを解説します。
膣ヒアルロン酸
膣ヒアルロン酸とは、ヒアルロン酸を膣や膣口周囲に注入し、潤い・弾力・ボリュームを補う治療のことです。もともと体内に存在する成分であるヒアルロン酸を用いるため安全性が高く、即効性が期待できるのが特徴です。
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膣の乾燥感や性交時の痛みの改善
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膣のゆるみ感を軽減しハリを与える
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潤滑性の向上による性生活の快適さ改善
といった効果が見込まれます。施術は比較的短時間で終わり、日帰りでの施術が可能です。
持続期間
膣ヒアルロン酸注入の効果は、使用する製剤の種類や注入量、体質やライフスタイルによって個人差が生じます。ヒアルロン酸は徐々に体内へ吸収されていくため、時間の経過とともに効果は薄れていきます。
当院で扱っているヒアルロン酸の種類
ヒアルロン酸の種類 | 持続期間 | |
ライト | 韓国製ヒアルロン酸 | 約6ヶ月〜1年程度 |
スタンダード プレミアム |
アラガン社製ヒアルロン酸 | 約1年半年〜2年程度 |
※あくまで一般的な持続期間となります。
効果を維持したい場合には、定期的な追加注入が推奨されることがあります。特に潤い改善やハリの持続を重視する方は、医師と相談しながら治療間隔を調整することが大切です。
膣ヒアルロン酸について、より具体的な情報を知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。
膣ハイフ
膣ハイフ(HIFU:High Intensity Focused Ultrasound)は、もともとがん治療や前立腺治療など医療分野で使われてきた「高密度焦点式超音波技術」を応用したものです。美容医療の分野では、2010年代にたるみ治療(リフトアップ)として顔や体に導入され、メスを使わずに肌を引き締める施術として普及しました。その後、この技術が婦人科・美容婦人科領域にも広がり、膣の引き締めやコラーゲン再生を目的とした「膣ハイフ」として導入されるようになりました。日本でも近年、膣のゆるみ・乾燥・性交時の不快感などに対する選択肢の一つとして注目を集めています。
膣ハイフの仕組みと効果
膣ハイフを一言で表すと「表面を傷つけずに奥の組織を刺激して引き締めと潤いをもたらす治療」です。
膣ハイフは、超音波のエネルギーを一点に集中させる技術で、イメージとしては、虫眼鏡で太陽光を集めると紙が焦げるように、狙った場所にだけ熱エネルギーを届ける仕組みです。
ハイフの特徴は次の2つです。
- 高温のエネルギーを目的の部位にだけ届けられる
- 照射する深さを調整できる
これにより、皮膚の表面にダメージを与えずに、膣の奥の組織へ熱を届け、コラーゲンを活性化させることができます。その結果、膣の引き締めや潤い改善につながります。
ハイフはレーザーや光治療・高周波RF治療では届かなかった深い層にまで働きかけられる点が大きな特徴です。
持続期間
膣ハイフの効果は、コラーゲンの再生が進むにつれて数週間~数か月かけて高まっていきます。持続期間は一般的に 約6か月~1年程度 といわれています。ただし、年齢や体質、生活習慣、ホルモンバランスによって効果の持続には個人差があります。そのため、多くの場合は 半年から1年ごとの定期的なメンテナンス施術 が推奨されます。
膣ハイフに向いている方
膣ハイフの最も良い適応は、加齢による女性ホルモン低下で膣萎縮が起きている方です。
膣萎縮が進むと、
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膣粘膜のハリや弾力が低下する
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乾燥やかゆみ、においが出やすくなる
といった症状が現れやすくなります。
これはお顔のたるみと同じように、年齢を重ねると誰にでも起こり得る変化です。
そのため、若い頃と比べて変化を感じている方や、手軽に改善したい方に適した治療といえます。
まとめ
膣ハイフと膣ヒアルロン酸は、どちらも膣の若返りや不快症状改善を目的とした治療ですが、作用の仕組みや得られる効果に違いがあります。
膣ハイフ
超音波の熱エネルギーで膣の粘膜や周囲組織を刺激し、コラーゲンの再生を促すことで「内側からのハリ・弾力改善」を狙う治療です。効果が現れるまでに時間がかかり、持続も数か月から1年程度とされます。
膣ヒアルロン酸注入
保湿力や弾力を直接補うことで「すぐに実感できる改善効果」が特徴です。乾燥やかゆみの軽減、タイトニング効果、性交痛の緩和などに即効性があり、施術直後から変化を感じられる方も少なくありません。
そのため、
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早く実感したい
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乾燥や性交痛を直接改善したい
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手軽に受けたい
といった方には、膣ヒアルロン酸のほうがおすすめと言えるでしょう。

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