包茎手術とは?種類・費用・痛み・ダウンタイムを医師が徹底解説

男子美容
2025.11.20

目次(タイトル)

    包茎手術とは?

    包茎とは、陰茎(ペニス)の亀頭部分が包皮によって覆われている状態を指します。成長過程の子どもでは自然な状態ですが、思春期以降になっても包皮が十分に開かず、日常生活や衛生面に影響する場合は「包茎」として診断・治療の対象になります。

    包茎には大きく分けて
    ①仮性包茎 ②真性包茎 ③カントン包茎(嵌頓包茎)
    の3種類があり、それぞれで症状・リスク・治療の必要性が異なります。

    仮性包茎・カントン包茎・真性包茎の違い

    • 仮性包茎(かせいほうけい)
      平常時は包皮が亀頭を覆っているものの、手でむけば問題なく露出できる状態です。
      多くは機能的な問題は少ないですが、亀頭の蒸れ・におい・炎症や性行為時の痛みを感じる人もいます。

    • カントン包茎(嵌頓包茎)
      包皮をむいた際、亀頭の根元で包皮が締め付けて戻らなくなる状態
      痛み・腫れが強く、血流障害を引き起こす危険があり、緊急性の高い状態です。
      戻らない場合は早急に医療機関で処置が必要です。

    • 真性包茎(しんせいほうけい)
      包皮口が狭いため、手でむいても亀頭を露出できない状態です。
      不衛生になりやすく、炎症(亀頭包皮炎)を繰り返しやすいほか、勃起時の痛みや排尿の問題が起きることもあります。

    治療が必要なケースと放置リスク

    治療が必要なケース

    • 真性包茎

    • カントン包茎(緊急処置が必要)

    • 亀頭包皮炎を繰り返す

    • 性行為時に痛みや裂傷が起こる

    • 蒸れやにおいが強く、衛生管理が難しい

    • 排尿時に尿が飛び散る、または溜まる

    放置した場合のリスク

    • 亀頭包皮炎を繰り返しやすくなる

    • 皮膚が硬く狭くなり、症状が悪化(真性化)

    • 性行為時の痛み・裂傷

    • 衛生不良によるにおい・細菌繁殖

    • 将来的な包皮の癒着

    • 稀に、亀頭周囲の皮膚がん(陰茎がん)のリスク増加に関する報告もあり

    特にカントン包茎は緊急性があり、放置は危険です。

    保険適用になる包茎の条件

    日本の健康保険が適用されるのは、“治療目的” と判断される包茎に限られます。見た目の改善や美容目的の場合は対象外となり、自費診療になります。

    ①真性包茎

    包皮口が狭く、自力で亀頭を露出できない状態。亀頭包皮炎の反復、排尿トラブル、痛みなどのリスクがあるため、医学的に治療が必要と判断されます。

    ②カントン包茎(嵌頓包茎)

    包皮をむいた際に亀頭の根元で締め付け、戻せない状態。腫れ・痛み・血流障害が起こるため、緊急性が高く、保険適用の対象になります。

    ③ 亀頭包皮炎を繰り返す場合

    軽度の包茎でも、衛生管理が難しい状態で炎症(赤み・痛み・腫れ)を頻繁に繰り返す場合は、治療が必要と認められ保険適用となります。

    ④ 排尿障害がある場合

    尿が包皮内に溜まる・尿の出口が狭く飛び散る・正常に排尿ができないなど、機能的な問題がある場合は保険適用の対象です。

    保険適用にならないケース

    以下のような 美容・審美目的の包茎手術は、すべて自費診療です。

    • 見た目をきれいにしたい

    • 自然なライン・デザインにこだわりたい

    • 仮性包茎で日常生活に問題がない

    • 小帯温存・亀頭直下法などの美容的仕上がりを希望

    ※ 保険診療の手術は、仕上がりより「機能の改善」が目的となります。

    包茎手術の種類と特徴

    包茎手術にはさまざまな術式がありますが、「仕上がりの自然さ」「傷跡の見えにくさ」を重視する場合に選ばれるのが亀頭直下縫合法(亀頭直下法)とルートカット法です。それぞれの特徴・メリット・向いているケースが異なります。

    ◆ 亀頭直下縫合法(亀頭直下法)とは

    切開ラインが亀頭直下のリング状の溝(カリ)のすぐ下に来る術式。縫合線がカリの影に隠れるため、もっとも自然で美容的な仕上がりを実現できます。

    特徴

    • 傷跡がほぼカリ下に隠れるため非常に目立ちにくい

    • 仕上がりのバランスが良く、美容手術として人気

    • 包皮のたるみを調整しやすい

    • 仮性包茎に適している

    向いているケース

    • 見た目の自然さを最重視したい

    • 傷跡を極力目立たせたくない

    • 美容外科での自費手術を希望する

    ◆ ルートカット法とは

    切開ラインを陰茎の根元(ルート)部分に置く術式。勃起時には隠れる位置になるため、日常で傷跡が見えにくいのが特徴です。

    特徴

    • 切開線が根元付近になるため、通常時は傷跡が見えにくい

    • 包皮の余りが多い重度の症例でも対応しやすい

    • 陰茎が太め・皮膚が厚めの方にも適応しやすい

    • 仕上がりは自然だが、亀頭直下法よりも“綺麗さ”はやや落ちる

    向いているケース

    • 包皮の余りが多く、亀頭直下法では皮膚調整が難しい

    • 皮膚が厚い・重度の仮性包茎

    • 根本に傷跡がくるデザインを希望する

    術式の選択は、皮膚の余り具合・張り・陰茎の太さ・希望の仕上がりのイメージによって変わるため、診察で医師が判断するのがベストです。

    料金

    当院で行う治療行為は保険診療適応外の自由診療になります。

    ダウンタイム

    • 腫れ・内出血:1〜2週間

    • 痛み:2〜3日(鎮痛剤でコントロール可)

    • シャワー:当日〜翌日から可能

    • 入浴(湯船):1〜2週間後から

    • 運動・飲酒:3〜5日程度控える

    • 性行為・マスターベーション:4〜6週間禁止

    • 日常生活:基本的に翌日からOK

    注意事項

    • ガーゼは毎日交換し清潔に保つ

    • 強い運動・飲酒は数日間控える

    • 下着は締め付けるタイプ(ブリーフ・ボクサー)推奨

    • 勃起による痛みが出ても無理に触らない

    • 抗生剤・鎮痛剤は指示通り服用する

    • 赤み拡大・膿・強い痛みなど異常があれば早めに受診

    まとめ

    包茎手術は、見た目の改善だけでなく、清潔さや将来のトラブル予防にもつながる治療です。とくに自由診療では、傷跡の目立ちにくい縫合方法やデザイン性の高い仕上がりなど、患者さま一人ひとりに合わせた治療が選べます。

    術式や仕上がりのご希望、皮膚の状態によって最適な方法は異なります。気になることがあれば、まずは一度ご相談ください。

    当院では、医師が丁寧に診察し、無理のない最適な治療プランをご提案いたします。
    ご不安や疑問点があれば、カウンセリングでお気軽にご相談ください。

    この記事を監修した医師
    doctor_img01
    veary clinic 院長・EME CLINICチーフドクター
    井上 裕章(いのうえ ひろあき)

    下半身のコンプレックスは、隠そうと思えば隠しきれてしまうだけに、誰にも言えない非常に根の深いコンプレックスになりがちです。
    そこで、下半身のコンプレックスを一手にかつ正しく解消へと導けるクリニックを立ち上げたいと思い、東京・六本木にveary clinicを開院し、今後はより広くみなさまのお手伝いができるよう、この度大阪・梅田エリアにEME CLINICを開院することとなりました。
    より美しく、自信を持った輝きを引き出すためのご提案をさせていただきます。

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